チビのオランダ日記

オランダの不妊治療の記録です。

IVF (体外受精)に至るまでの経緯と流れ ー前編ー

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2017年 3月 3年前 マーストリヒトで毎年開かれる『TEFAF』というアート,アンティークフェアにて。。。今年もこの季節がやってきました。

 

こんにちはチビです。

 

 

さて前回はザックリ(と言ってもかなり長かったですが😅)

IVF (体外受精)の治療の流れを書かせていただきましたが

今回はそれまでに至る私の経緯を書かせて頂きます。

 

 

私は2013年の夏にオランダ人の旦那さんと出会いお付き合いスタート

それから私は日本、旦那さんは韓国やオランダに住んでおり

遠距離期間を2年(その間にも2ヶ月や3ヶ月の長期滞在を何度かして

オランダに住めるかを検討)を経て

2015年冬(12月)に正式にオランダ移住。(この時、32歳)

 

 

始めの年(2016年 33歳)は慣れるのと英語のコミュニケーションで精一杯。

翌年(2017年 34歳)冬 オランダの市役所の予約を約半年待って正式結婚

(この話も気が向いたらいつか書こうかな。。。)

同年 日本大使館にも婚姻届を提出、日本でも正式な夫婦に。。。

その翌年(2018年 35歳)夏 日本で結婚式

この日本での結婚式を予定していたので妊活はずっとお預けしてました。

そして帰国後、いよいよ妊活スタート(この時はお医者さんの手などは借りずに自身で生理周期などをチェックしていたぐらい)

2019年 夏頃(36歳) 約1年トライして見ましたが全く成果なし。

この頃から自分の体を疑いだしました。

 

 

と言うのも私の家族が子供を授かるのが困難な問題が色々あったので

私も自然には無理なのではないかと前から思っていたのです。

 

 

ただ、私は20代後半から定期的に婦人科に通いチェックはしており

オランダに来る前にマリッジテストも行い『問題ありません』と言われていたんです。

 

 

まぁそんなこんなで

私の年齢もあるし『不妊治療する』目的ではなく

とりあえず自然妊娠出来るのかどうかだけでも調べたい

旦那さんに言っておりました。

(ちなにみ旦那さんは私の9歳年下なのでこの時 27歳)

 

 

でも私たち夫婦、とても腰が重いんです。

予約を取るのにここから半年かかりました💦

 

 

オランダは総合病院に行くにはまず”Huisarts”と言うホームドクターに

予約を取りその先生に紹介状を書いてもらい総合病院の予約を取ります。

 

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2017年 3月 マーストリヒト生誕○年?キリストのイベント? 詳細不明のイベントに遭遇

 

 

不妊治療の第一歩 初めてのホームドクターでの診察

 

 

この時は、まず一般的な婦人科の検診もされました。

(子宮がん,子宮筋腫,子宮内膜症などの検診だと思います)

そしてすでに私の年齢に加え、1年半ほどトライしているけど成果がないと言う事で

すんなり病院の紹介状を出してくれました。

(噂ですがあまり自身でトライしていなかったり年齢が若いと

もう少し自分で頑張りなさいとなるケースもあるとか無いとか。。。)

 

 

少し前の話なので記憶が曖昧なのですが。。。

この後、総合病院から手紙と一緒に2冊(私と旦那さんの分)のアンケート冊子が届きました。

(もしくはホームドクターでこの冊子を貰って帰ったか…?)

この冊子,10ページほどでしょうか…いろんな質問が事細かく書かれていました。

 

 

例えば、基本的なところで言うと

身長,体重,年齢,出生地,過去の病歴,どの保険に入っているかなど

ここまで書くのかと思ったものは

最後にいつ生理が来たのか,初潮はいつだったか,生理周期

家族の病歴(両親,兄弟),どんな頻度で性行為を行なっているか

パートナーと婚姻関係にあるかないか などなど…

病院に行って先生に話す前に初歩的な質問はこの冊子で終わってしまいます。

 

 

そしてこれを病院に送り返し

病院からの返信を待ってくださいと言う流れでした。。。

(実は行動が遅い私達はこの冊子を送り返すのも数ヶ月かかったんです😅)

 

 

 

今回も長くなってしまったので

続きは次回 後半編 中編,後編に書かせて頂きます。。。

 

 

 

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オランダでのIVF (体外受精)の流れ

 

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2016年 11月 日帰り旅行で訪れたワインで有名な地域 モーゼル(ドイツ)

 

こんにちは

 

今日はオランダでのIVF (体外受精)の工程のザックリした流れを説明します。

(その日その日の細かい詳細は追ってアップ出来ればと思っています。)

 

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マーストリヒトの病院。 (写真はネットからお借りしました)

 

 

病院初日(2020.01.27)

 

諸々の検査が終わり…(この話は次回)処置を受ける事に決め

体外受精を行ってくれるドクター(主治医)の先生との今後の流れの説明

どんな治療をどうやって何故行うのかのミィーティング。

(予約制で45分予定されていてみっちり45分お話ししました。)

同日、2個目のミィーティング

IVF (体外受精)専門の看護師さんと細かいスケジュール作成と自己注射のレクチャー

(こちらも予約制で45分予定されていましたが45分以上お話ししました。)

病院の薬局で全工程のお薬、注射を受け取り、一部購入(ピルと葉酸は自腹)。

この量がめっちゃ多く、かつ注射は冷蔵保存なのですぐ帰宅、

そして冷蔵庫は3ヶ月ほど占領されます😓

     

 

ピルの摂取(2020.02.02-03.01)

 

生理が始まって3日目の日から生理をコントロールする為に4週間ピルを飲みます。

ピルは1日に1個同じ時間に取らなければいけないので携帯のアラーム必須です‼️

 

 

デカペプチル (Decapeptyl)自己注射と葉酸(Foliumzuur)約2週間 

(2020.02.27-)

 

 

毎朝自分で下っ腹に注射を打ち、葉酸(Foliumzuur)薬を飲みます。

先生の説明によると通常、自然には卵は1ヶ月に1個しか育たないらしいのですが

IVF (体外受精)では1度にたくさんの卵を育てる為に

排卵させずに留めておき育てる為の注射

イメージとしてはある程度の数の卵を同じスタートラインに立たせる準備をします。

また、妊活に良いらしい葉酸のお薬(調べたところサプリのような物の様です)も

この時から一緒に飲み始めました。

これらを始めた際はまだピルも飲んでおり4日後にピルはストップ。

(現在この段階)

 

 

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病院の中も清潔感があって広くてとてもキレイです。

 

 

2度目の病院(2020.03.10予定)

 

 

(ここからはまだ行っていないので今後変更の可能性あり)

ちなみに、この予約と3度目(03.18)の予約は初日の看護婦さんとのミィーティングで

すでに予約済み。

卵がしっかりスタートラインに来ているのかのチェックのためにエコーの検診。

 

(03,10更新)

この検診で卵が大きくならずにちゃんと留まっていたので

次のステップ、卵胞刺激ホルモン FSH(Folikel Stimulerend Hormoon)の自己注射も

追加されます。

1週間 デカペプチル (Decapeptyl)と卵胞刺激ホルモン FSHの2種類と

葉酸(Foliumzuur)タブレットを飲みます。

 

 

引き続き…

 

デカペプチル (Decapeptyl)自己注射と葉酸(Foliumzuur)タブレット

 

 

3度目の病院(2020.03.18予定)

 

 

2度目と同じエコー検診で卵の状態をチェック。

ここでいい状態になっていれば次のステップへ→

まだ卵が揃っていなけれデカペプチル (Decapeptyl)の注射続行。

 

 

 

2種類目の注射 卵胞刺激ホルモンFSH(Folikel Stimulerend Hormoon)と病院通院スタート

 

 

卵胞刺激ホルモン FSHは卵の成長を刺激して成熟させる為のホルモンの様です

いくつかのスタートラインに立った卵たちを育てる為の

ホルモンの注射だと聞きました。約2週間ほどする予定です。

この注射が始まったら週に3回、月,水,金曜日病院に通う事になり

毎回エコーで卵の育ち具合をチェックします。(03,10更新)

1週間通院せずデカペプチル (Decapeptyl)と卵胞刺激ホルモン FSHの2種類と

葉酸(Foliumzuur)タブレットを自宅で取ります。

 

 

2種類の自己注射が始まってから1週間後(03,10更新)

 

1週間後(03,18)とその2日後(03,20)に卵の様を見るエコーの検診が入りました。

 

 

 

3種類目の注射 ヒト絨毛性(じゅうもうせい)ゴナドトロピン(Human chorionic gonadotropin)HCG自己注射

 

卵がいい感じに育ってきたらいよいろ採卵です。

HCGは妊娠中に生産されるホルモンのことの様で、

この注射は採卵の36〜38時間前に1度だけ打つ注射です。

卵巣の壁にくっついている卵を壁から剥がして採卵しやすくする為?の

ホルモンの様です。

 

 

採卵

 

 

採卵は日本では全身麻酔、部分麻酔、麻酔なしなど色々病院などによって

異なる様ですがオランダでは部分麻酔のみだと聞きました

処置中、場合によっては全身に変えることもあるらしい話しはしていたのですが。。。

曖昧です😥ちなみに採卵は当日帰宅です。

 

 

精子提出

 

 

私の採卵が終わった後に確か病院で取らなければ行けなかったはずです。

 

 

ラボにて受精

 

 

ここからはラボに卵と精子が運ばれ受精されます。

私の場合はIVF=培養法での受精になり、これは一つの容器に

採取したいい状態の卵と、いい状態の精子だけを寄って入れ

その中で勝手に受精するのを待つ方法です。

詳しい方はICSI=顕微受精法もご存知かと思いますがこちらは

今の私には適応されづ、受けられません。

(この話はいづれまた。。。)

 

 

 

 帰宅後 黄体ホルモン剤(Progestron)スタート

 

 

 

受精卵を体に戻す前に卵巣の状態を整える(着床率を上げる)為に

黄体ホルモンの投与が始まります。

ただ、この説明をまだ受けていないので

薬なのか注射なのか膣座薬なのかが分かっていませんが恐らく膣座薬だと思います。

 

 

 

 受精卵(胚)移植

 

 

恐らく採卵から2,3日後に受精卵を体に戻す手術があります。

まだ細かく説明を聞いていないので情報少ないです。。。

 

 

妊娠検査薬

 

 

その後、自宅待機で2週間後に薬局などの検査薬を買って

自分で妊娠しているかのチェックをします

ちなみに、オランダでは普通に妊娠した際も検査予約で

ハウスドクターに連絡すると自分でチェックしたかの確認があり

2度の陽性の結果が出て初めて予約を受けてくれるそうです。

 (日本でもそうなのかな?)

 

 

 

その後

 

 

陽性反応だった場合は病院で正式な妊娠検査

陰性だった場合は次回の処置のスケジュールを決めます。

 

 

 

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階段の奥?下? 辺りに見えているのが私が通院している婦人科の入り口。診察室は全て完全な個室になっています。

 

 

 

ザックリ書いたつもりなのですが

なかなか長くなってしまいました。。。

ここまで読んでくださった方ありがとうざいます🙇‍♀️💦

 

 

 

 

次のブログではIVF (体外受精)に至る前の

何故そうなったのか、どう言う流れでこうなったのか?を

書こうと思います。

 

それではまた。。。

 

 

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はじめましてチビです。           今日からオランダの不妊治療日記スタート♪

 

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 まずは自己紹介。。。

 

 

こんにちはチビです。

昭和58年2月生まれの現在(2020年3月)37歳の大阪人🇯🇵です。

 

 

2015年にオランダ人🇳🇱の旦那さんと結婚するためにオランダに移住。

今年でオランダ生活5年目の普通の主婦です。

 

 

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2016年8月 ブッリュセルのグランプラスで毎年作られるフラワーカーペット🌸この年は日本がテーマだったのでボランティアに参加しました♪

 

 

何故ブログを始めたのか。。。

 

 

マメな性格ではないのでブログなどは向いていないのですが

今回、自分がIVF(体外受精)をオランダで受けることになり

色んな分からない点などをネットで調べてみるものの

日本語ではオランダの赴任治療の情報が殆ど出てこなかったので

(英語ではたくさん情報があるようですが私、英語が読めないので。。。)

これからオランダで不妊治療をを考えている人など

少しでも情報があれば気持ちがちょっとでも落ち着くかな…っと思い

自分の治療?経過を共有しようと始めました。

 

文才がないので分かり難かったり長かったり

面白くないことも多いのですがなるべく簡潔で

読みやすくなる様に心がけて進めていければっと思っています。

 

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2015年5月 オランダに来て初めて見に行ったチューリップ畑🌷



ざっくりした現状の流れ。。。

 

早速ですが現在の状況は1種類目の卵巣刺激のための

デカペプチル (Decapeptyl)と言う自己注射

葉酸(Foliumzuur)と言う妊活には大切らしいサプリのような

飲み薬を1個、毎朝取っている状況です。

 

次のブログではザックリしたIVF(体外受精)の進行を

お知らせしていこうと思います。

 

すでに治療が始まっているので

時々話しが前後してしまうことがあると思いますが

タイトルで分かりやすく区別していければと思っています。

 

 

 

これからよろしくお願いします。。。

 

 

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2016年10月 日本から親戚が来てくれたので大人だけで訪れたネインチェ(オランダでのミッフィの名前)博物館🐰子向けだろうっと期待していなかったけど思いのほかはしゃぎまくった。。。



  

ちなみに。。。

 

 

私の語学レベルは…

英語は5年前にオランダに来てから生活言語が英語中心に

なってからのスタート(それまではほぼ喋れない)

学生時代全く勉強して来ずこちらに来てからも

英語は机に向かっての勉強は”ゼロ

なので基本『耳』で覚えたので読み書きは未だに中学生レベル以下

会話は自分が言いたい事は殆ど言え、聞き取りもまぁまぁ出来る方だとは

思いますがテレビや映画の英語は殆ど分からないレベル

 

オランダ語はビザのために移住してから3年以内(実質私は4年以内でした)に

小学生レベルのテストに合格しなければいけないのでそれの為に勉強して

今はちょっと分かるレベルの語学力です

 

このような状態なので病院での英語はとても難しく

いつも旦那さんに付き合って貰っています😓

 

 

 

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