チビのオランダ日記

オランダの不妊治療の記録です。

オランダでのIVF (体外受精)の流れ

 

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2016年 11月 日帰り旅行で訪れたワインで有名な地域 モーゼル(ドイツ)

 

こんにちは

 

今日はオランダでのIVF (体外受精)の工程のザックリした流れを説明します。

(その日その日の細かい詳細は追ってアップ出来ればと思っています。)

 

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マーストリヒトの病院。 (写真はネットからお借りしました)

 

 

病院初日(2020.01.27)

 

諸々の検査が終わり…(この話は次回)処置を受ける事に決め

体外受精を行ってくれるドクター(主治医)の先生との今後の流れの説明

どんな治療をどうやって何故行うのかのミィーティング。

(予約制で45分予定されていてみっちり45分お話ししました。)

同日、2個目のミィーティング

IVF (体外受精)専門の看護師さんと細かいスケジュール作成と自己注射のレクチャー

(こちらも予約制で45分予定されていましたが45分以上お話ししました。)

病院の薬局で全工程のお薬、注射を受け取り、一部購入(ピルと葉酸は自腹)。

この量がめっちゃ多く、かつ注射は冷蔵保存なのですぐ帰宅、

そして冷蔵庫は3ヶ月ほど占領されます😓

     

 

ピルの摂取(2020.02.02-03.01)

 

生理が始まって3日目の日から生理をコントロールする為に4週間ピルを飲みます。

ピルは1日に1個同じ時間に取らなければいけないので携帯のアラーム必須です‼️

 

 

デカペプチル (Decapeptyl)自己注射と葉酸(Foliumzuur)約2週間 

(2020.02.27-)

 

 

毎朝自分で下っ腹に注射を打ち、葉酸(Foliumzuur)薬を飲みます。

先生の説明によると通常、自然には卵は1ヶ月に1個しか育たないらしいのですが

IVF (体外受精)では1度にたくさんの卵を育てる為に

排卵させずに留めておき育てる為の注射

イメージとしてはある程度の数の卵を同じスタートラインに立たせる準備をします。

また、妊活に良いらしい葉酸のお薬(調べたところサプリのような物の様です)も

この時から一緒に飲み始めました。

これらを始めた際はまだピルも飲んでおり4日後にピルはストップ。

(現在この段階)

 

 

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病院の中も清潔感があって広くてとてもキレイです。

 

 

2度目の病院(2020.03.10予定)

 

 

(ここからはまだ行っていないので今後変更の可能性あり)

ちなみに、この予約と3度目(03.18)の予約は初日の看護婦さんとのミィーティングで

すでに予約済み。

卵がしっかりスタートラインに来ているのかのチェックのためにエコーの検診。

 

(03,10更新)

この検診で卵が大きくならずにちゃんと留まっていたので

次のステップ、卵胞刺激ホルモン FSH(Folikel Stimulerend Hormoon)の自己注射も

追加されます。

1週間 デカペプチル (Decapeptyl)と卵胞刺激ホルモン FSHの2種類と

葉酸(Foliumzuur)タブレットを飲みます。

 

 

引き続き…

 

デカペプチル (Decapeptyl)自己注射と葉酸(Foliumzuur)タブレット

 

 

3度目の病院(2020.03.18予定)

 

 

2度目と同じエコー検診で卵の状態をチェック。

ここでいい状態になっていれば次のステップへ→

まだ卵が揃っていなけれデカペプチル (Decapeptyl)の注射続行。

 

 

 

2種類目の注射 卵胞刺激ホルモンFSH(Folikel Stimulerend Hormoon)と病院通院スタート

 

 

卵胞刺激ホルモン FSHは卵の成長を刺激して成熟させる為のホルモンの様です

いくつかのスタートラインに立った卵たちを育てる為の

ホルモンの注射だと聞きました。約2週間ほどする予定です。

この注射が始まったら週に3回、月,水,金曜日病院に通う事になり

毎回エコーで卵の育ち具合をチェックします。(03,10更新)

1週間通院せずデカペプチル (Decapeptyl)と卵胞刺激ホルモン FSHの2種類と

葉酸(Foliumzuur)タブレットを自宅で取ります。

 

 

2種類の自己注射が始まってから1週間後(03,10更新)

 

1週間後(03,18)とその2日後(03,20)に卵の様を見るエコーの検診が入りました。

 

 

 

3種類目の注射 ヒト絨毛性(じゅうもうせい)ゴナドトロピン(Human chorionic gonadotropin)HCG自己注射

 

卵がいい感じに育ってきたらいよいろ採卵です。

HCGは妊娠中に生産されるホルモンのことの様で、

この注射は採卵の36〜38時間前に1度だけ打つ注射です。

卵巣の壁にくっついている卵を壁から剥がして採卵しやすくする為?の

ホルモンの様です。

 

 

採卵

 

 

採卵は日本では全身麻酔、部分麻酔、麻酔なしなど色々病院などによって

異なる様ですがオランダでは部分麻酔のみだと聞きました

処置中、場合によっては全身に変えることもあるらしい話しはしていたのですが。。。

曖昧です😥ちなみに採卵は当日帰宅です。

 

 

精子提出

 

 

私の採卵が終わった後に確か病院で取らなければ行けなかったはずです。

 

 

ラボにて受精

 

 

ここからはラボに卵と精子が運ばれ受精されます。

私の場合はIVF=培養法での受精になり、これは一つの容器に

採取したいい状態の卵と、いい状態の精子だけを寄って入れ

その中で勝手に受精するのを待つ方法です。

詳しい方はICSI=顕微受精法もご存知かと思いますがこちらは

今の私には適応されづ、受けられません。

(この話はいづれまた。。。)

 

 

 

 帰宅後 黄体ホルモン剤(Progestron)スタート

 

 

 

受精卵を体に戻す前に卵巣の状態を整える(着床率を上げる)為に

黄体ホルモンの投与が始まります。

ただ、この説明をまだ受けていないので

薬なのか注射なのか膣座薬なのかが分かっていませんが恐らく膣座薬だと思います。

 

 

 

 受精卵(胚)移植

 

 

恐らく採卵から2,3日後に受精卵を体に戻す手術があります。

まだ細かく説明を聞いていないので情報少ないです。。。

 

 

妊娠検査薬

 

 

その後、自宅待機で2週間後に薬局などの検査薬を買って

自分で妊娠しているかのチェックをします

ちなみに、オランダでは普通に妊娠した際も検査予約で

ハウスドクターに連絡すると自分でチェックしたかの確認があり

2度の陽性の結果が出て初めて予約を受けてくれるそうです。

 (日本でもそうなのかな?)

 

 

 

その後

 

 

陽性反応だった場合は病院で正式な妊娠検査

陰性だった場合は次回の処置のスケジュールを決めます。

 

 

 

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階段の奥?下? 辺りに見えているのが私が通院している婦人科の入り口。診察室は全て完全な個室になっています。

 

 

 

ザックリ書いたつもりなのですが

なかなか長くなってしまいました。。。

ここまで読んでくださった方ありがとうざいます🙇‍♀️💦

 

 

 

 

次のブログではIVF (体外受精)に至る前の

何故そうなったのか、どう言う流れでこうなったのか?を

書こうと思います。

 

それではまた。。。